ダイナミックロフトとは、インパクト時(ボールの最大圧縮時)のボールとクラブフェイスの接触面中心点が作る垂直角。ダイナミックロフトは、インパクト時のロフト角です。
ゴルファーそれぞれのアタックアングル、シャフトのしなり、クラブヘッドのリリース、クラブパスに対するフェイスの開閉、インパクトロケーションなどがダイナミックロフトに影響します。
適切なダイナミックロフトは、最適な弾道とキャリーの最大化を図るために重要な項目です。ダイナミックロフトが大きすぎる場合、ボールは高く飛び出し、飛距離のロスにもつながります。反対に、ダイナミックロフトが小さすぎると、ボールが低く飛び出し、結果として転がりが大きくなり、距離の計算が難しくなります。
定義:
ダイナミックロフト – インパクト時(ボールの最大圧縮時)のクラブフェイスとボールの接触の中心における垂直方向のクラブフェイスの向き
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アメリカツアー平均
PGAツアー
- ドライバー – 12.8 度
- 6番アイアン – 20.2 度
LPGAツアー
- ドライバー – 15.5 度
- 6番アイアン – 23.6 度
その他のデータはこちらからTrackMan PGA and LPGA Tour Averages[/one_half][one_half_last]
TrackManコンバイン平均
アマチュア男性 (ドライバー)
- スクラッチ以上 – 13.0 度
- HDCP 5 – 13.2 度
- HDCP 10 – 14.1 度
- アベレージゴルファー (14.5) – 15.1 度
- ボギーゴルファー – 14.3 度
アマチュア女性 (ドライバー)
- スクラッチ以上 – 14.8 度
- HDCP 5 – 14.4 度
- HDCP 10 – 15.0 度
- HDCP 15 – 16.5 度
その他のデータはこちらから TrackMan Combine Explained[/one_half_last][separator]
トラックマンマスターの証言…
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Andrew Rice Berkeley Hall Golf Club, SC, US
“ダイナミックロフトによって、そのゴルファーの技術を確認する事が出来ます。なぜなら、技術の高いゴルファーは、大きすぎるダイナミックロフトでのショットは殆どないからです。
インパクト時にディロフトする事が出来るようになると、ゴルフボールをつぶす感覚が分かるようになると考えています。”[/one_third][one_third]
Christoph Bausek Progressive Golf, Austria
“ダイナミックロフトによって、インパクト時に適正なロフトでインパクトしているのか、大きすぎたり小さすぎたりしていないかを確認する事が出来ます。
ただし、ドライバーでは気を付けてください。ドライバーでフェイスの上側でインパクトすると、ダイナミックロフトは自然と大きくなります。それは、ドライバーにはロールがあるためです。
ダイナミックロフトは、ボールの打ち出し角を決める主要な項目です。「ボールを打ち込むと打ち出しが高くなる」という神話があるのは知っています。
打ち出しを高くしたいならば、ダイナミックロフトの数値を注視した方が良いです。”[/one_third][one_third_last]
James Leitz Pinewood Country Club, LA, US
“私はダイナミックロフトの事を「インパクトに運ばれてくるロフト」と表現しています。ほとんどのゴルファーで、ダイナミックロフトが大きくなりすぎ、結果として打ち出し角が高くなりすぎる傾向があります。
ここでのポイントは、アイアンの場合、アタックアングルの値を増やさずに、ダイナミックロフトを低く保つように教える事です。”[/one_third_last]
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