Trackman19台完備、世界が注目する“ゴルフ革命基地”
札幌・すすきのにある「THE EAGLE GOLF」は、全19打席に「Trackman4」を完備した世界最大級のインドアゴルフ施設。スタッフが常駐し、プロのレッスンが受けられ、2面のパッティンググリーンもあるという、インドアゴルフの枠を超えた“総合ゴルフ施設”という規模感だ。 この施設は、もともとスロット店だった場所を改装し、2022年12月に開業。コロナ禍でアミューズメント業界が打撃を受ける中、美山社長は事業再構築に着手。密を避けられるゴルフが注目されるなか、思い切って新ビジネスの立ち上げを図った。 【THE EAGLE GOLF】
株式会社 正栄プロジェクト HD
代表取締役 美山正広
[小樽カントリー倶楽部 理事] 「やるからには中途半端はやめようと思いました。収益を優先するのではなく、今いちばん理想だと思える施設を、世の中にインパクトを与えるかたちで作りたかったんです。」収益よりもコンセプトを重視。結果としてTrackmanを19台導入する世界有数の施設が誕生した。「後で調べたら、当時は世界最多のTrackman導入数だったそうですが、そこを狙ったわけではありません。狙ったのは、もっと本質的な部分。ターゲットは、人生では成功していてもゴルフでは伸び悩んでいる方。Trackmanとレッスンを活用して、ゴルフでも“成功体験”をしてほしいと思ったんです。もうひとつはトップアマ。勘や感覚に頼らず、データという裏付けを持ってさらに上手くなる。そんな練習環境を、本気で整えたかった。」独自のイベントやレッスンで顧客満足度を高めつつ、アマチュア参加型の競技会も実施するなどの独自性を打ち出しているのも特徴だ。 先に触れたように、THE EAGLE GOLFはスロット店からの転換、という特異性があるが、施設改装は意外にもスムーズだったという。柱が少なく空間が広いという既存構造を生かしつつ、ラグジュアリー感を演出。ビルの階上は自走式屋内駐車場となっており、利便性も極めて高く、会員からの評判も上々だ。 精度だけじゃない。 理念で選んだ “Trackman全打席完備”の真実 THE EAGLE GOLF最大の特長である“全19打席Trackman完備”。その導入の背景には、美山社長の明確な哲学がある。「様々な計測機器の会社を回りましたが、他社が性能や仕様の説明に終始する中、Trackmanは最初に“会社の理念”から話を始めた。その姿勢に感銘を受けました。」もちろん機能面も重要だった。世界のトッププレーヤーが使用し、そのショットデータが蓄積されている実績と信頼性、そして精度の高さはTrackmanならではだという。 「Trackmanは、データに偽りがない。機器そのものだけでなく、会社そのものに信頼が置けたことが決め手です。また、開発に力を入れており、新しいサービスがどんどんアップデートされていく点にも将来性を感じ、常に進化し続ける姿勢に強く惹かれました。」 美山社長が率いる正栄プロジェクトも「あそびをたくらむ。あそびでかなえる。」という理念を頂点に掲げている。まず理念ありきという両者の経営姿勢の合致は、大きな決め手となった。 伸び悩みの壁を越える“見える練習”。 プロ指導とTrackmanの融合 Trackmanが真価を発揮するのは、プロによるレッスンの現場でも同じだ。支配人を務める鈴木勝博氏は、その実践的な活用法についてこう語る。 「まず数球打ってもらい、Trackmanのデータ項目で問題点を抽出し、そこから改善に特化した練習を行うという流れです。データ項目の“見える化”によって納得感のある指導が可能で、上達スピードも向上します。特に効果を実感できるのが“スイングディレクション”。スイング面とターゲットラインの角度を可視化することで、方向性の精度が上がり、OBの減少やパーオン率の向上につながります。」 Trackmanがもたらすデータ項目の“見える化”。THE EAGLE GOLFでレッスンを行うPGAトーナメントプレーヤーの千葉晃太プロもまた、Trackmanを用いることによる変化を実感している。 「従来のレッスンはコーチの感覚や経験に頼るものでしたが、Trackmanの登場で状況が一変しました。問題点が数字で“見える化”されることで、改善ポイントが明確になり、遠回りせずに上達できると実感しています。Trackmanは我々に必要な数値を提供してくれ、我々コーチはそこから生徒に必要な変更点を明確にできる。私はデータとともに動画を併用し、問題点の説明と改善策を生徒と共有しながらレッスンしています。スイングの可視化こそ、最大の説得力であり、上達への最短ルートです。」 施設には、北海道ゴルフ連盟の強化・育成ジュニアも数多く通う。冬にラウンドできない北海道では、オフシーズンをどう過ごすかが勝負だが、そんな中、THE EAGLE GOLFがオープン。彼らもまた、Trackmanのデータを使い、課題を“見える化”して上達している。さらに人気を集めているのが、バーチャルで名門コースを体験できる“コースモード”。 そこで練習を積み、実際にアマチュア大会で好成績を出した例もあるのだとか。もう一つ、効果が高いモードが、さまざまな距離のグリーンを選んでアプローチを行う“ターゲット練習”。 感覚的だった“距離感”を数字で把握することで、アプローチが急速に上達し、スコアアップする会員も少なくないという。 THE EAGLE GOLFでTrackmanに出合った会員の石鉢妙子さん(ベストスコア88)は、スイングデータの項目だけでなく、様々な機能を活用し、急速に上達中だ。 「初心者だった私でもデータを参考に練習することで、コースでの打球が明らかに変わりました。プロに教わりながら、特にクラブの入射角や軌道を意識して改善しています。コースモードも活用します。実際のラウンドさながらの緊張感でマネジメントを学び、確実に本番に強くなりました。そしてそこでの課題は、忘れないようにずっとメモに残して見返しています。 データ項目やラウンド結果が示してくれる改善ポイントを繰り返し確認しながら、日々練習に取り組むようになってから、ゴルフがすごく楽しい! Trackmanは上級者だけのものではないです。初心者こそ、効率的に上達できる最適なツールだと実感しています。」 体験がつながりに、つながりが定着に。 THE EAGLE GOLFの顧客戦略 Trackmanを活用した競技イベントはTHE EAGLE GOLFの大きな魅力の一つ。たとえばTHE EAGLE GOLF シニアトーナメントのアマチュア出場権をかけた「シミュレーション予選会」では、約40日間の期間中、都合の良い時間に自由に参加可能。結果は、Trackmanのアプリで確認が可能だが、施設内にタイムリーに掲示することで認知が広がり、参加者が増えていくという。こういった細かな対応は有人施設ならではだ。 「そういったイベントに参加されるお客様の満足度は非常に高く、それが“紹介での入会が30%”という高い比率につながっている一因だと思います。私たちの取り組みに共感いただいて、ご紹介いただけることはとてもありがたい。次の企画へのモチベーションになります。」(鈴木支配人)Trackmanという共通言語が、年齢やレベルを越えた交流を生み、顧客同士のつながりや定着率の向上に寄与する。大型施設で有人運営という強みを活かし、こうした体験価値を丁寧に積み重ねている。THE EAGLE GOLF…


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