アメリカでトラックマンを使いレッスンで成功しているAndrew Rice先生の記事を紹介いたします。基の記事は:
https://www.andrewricegolf.com/andrew-rice-golf/2014/9/trackman-teaches-the-teacher
(Moto Yamanaka訳)
5年前、私はボールの飛球法則についてもゴルフを教えることについても何でも知っていると思っていた。そこで、TrackManと出会い、大きく考え方が変化しました。ボールの飛球法則もそうですが、ゴルファーの癖を理解するのにまだまだわからない事に気づかされました。
TrackManを使用することで大事な事は、TrackMan(機器そのもの)がゴルフについて何かを教えてくれる分けではありません。TrackManは教える仕事をより正確にさせてくれる機器です。私はTrackManを使う事で、生徒さんのスイングの症状を直ぐに、そして正確に診断することができます。TrackManの数値を確認した後、生徒さんに渡した改善策が効いているかどうかも直ぐに判る。もし改善が(生徒の)見えない場合は、直ぐに方向転換ができる。
TrackManを使い出してから飛球法則について色々学びました。そして、すべてのゴルファーに共通する部分がある事にも気づきました。以下に私と、私と同じようにTrackManを使ってゴルフを教えているMartin Chuck, Jason Sutton, Tom Stickneyが気づいた共通点をご紹介します。
打点:
- ボールがフェース面に当たる場所は思っていた以上にショットの弾道に影響がある
- その為、たまたまヒールもしくはトゥのミスを続けた結果、“壊れてない”スイングを治してしまう始末になる生徒を生む傾向があった
アドバイス:
フェース面にスプレーを噴射できるインパクトスプレーを使って打点を確認する事をお勧めしています
スイングの見た目:
- 二次元で見るビデオに映し出されたスイングがボールの弾道を作り出している要素ではありません
- クラブヘッドがボールに伝える“情報”は見た目のゴルフスイングからでは判らない
- (右利きゴルファー)上級者は思っている以上に左に振って行かないとコントロールできるフェードは打てない
- ドローを打つ為に“手を返す”必要はない
アドバイス: 見た目にあまり囚われるな。インパクトを物理的に考えよう、そして見た目のいいスイングより、機能するスイングを目指そう。
Angle of Attack:
アタックアングル(上下の入射角度)
- アタックアングルはショットの弾道、曲がり方そして飛距離を大きく左右させる要素です。
- 一般的にアマチュアゴルファーはダウンブローがきつい傾向があり、プロは逆にダウンブロー度合いが緩やかです
- アッパーブローに打つ事により、スイングスピードが遅い人でも大きく飛距離を伸ばせる事もわかりました
アドバイス:
ほとんどのゴルファーはもっと浅いアタックアングルをアイアンで目指すべきです。ドライバーの場合、アッパーブローに打つ打ち方を学ぶことにより、自分のスイングスピードに対して最大限の飛距離を目指せます。
Shot Shape(曲げ方):
- ショットの打ち出し方向(上下左右)はフェース面の向きが一番重要な要素です
- どんなショットでもインパクト時のロフト(Dynamic loft)が打ち出し角度の値に一番影響を与えます。
- フルスイング時、打ち出し角度は思っている以上に低いです。
- クラブ軌道(Club Path)が打つショットの曲がり度合いを決める一番の要素です。
アドバイス:
1)ドローを打つ為にはインサイドアウトの軌道が必要です。
2)打ち出し角度を改善する為には、クラブのロフトを変えるか、インパクト時のクラブの運び方をなんらかの形で改善する必要があります。
The Human Element(人間的要素):
- 多くのゴルファーは自分の思っている以上にボールが飛んでいない
- 又、スイングスピードも思っている以上に遅い
アドバイス:
自分に正直になりましょう。自分が打てる距離を把握すれば、いいスコアも出るでしょう。
トラックマンはすばらしいツールです – 簡単かつ正確に生徒さんの問題を見せてくれる事により、解決策が早く見つかる。プレーヤーとして使ってみると、“感覚マシーン”である事を実感するかと思います。トラックマンを使ったいいレッスンを受けたあと、問題点が明確になっている上、どのような感覚で問題を解決するかもわかるはずです。
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