ミート率とは、ボールスピード÷クラブスピード。
ミート率は、クラブヘッドからゴルフボールに伝わるエネルギー量に関係しています。
ミート率が高ければ高いほど、エネルギー交換が効率的に行われています。ドライバーでは、1.50のミート率を目指すことが多いかもしれません。
例えば、ドライバーのクラブスピードが40.0m/sの場合、ボールスピードが60.0m/sになるとミート率が1.50となります。クラブのロフト角が大きくなればなるほど、ミート率は低下します。PWの場合、ミート率は1.25程度です。
ドライバーの例
Aさんのクラブスピードは45.0m/s、ミート率が1.40の場合、ボールスピードは63.0m/sになります。
Bさんのクラブスピードも45.0m/s、ミート率が1.50の場合、ボールスピードは67.5m/sになります。
同じヘッドスピードにも関わらず、ボールスピードが4.5m/s異なると、飛距離に換算し約20ヤードの違いを生みます。
Martin Chuck氏による動画もご覧下さい。
定義:
ミート率 – ボールスピードとクラブスピードの比率
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アメリカツアー平均
PGAツアー
- ドライバー – 1.49
- 6番アイアン – 1.38
LPGAツアー
- ドライバー – 1.49
- 6番アイアン – 1.39
その他のデータはこちらからTrackMan PGA and LPGA Tour Averages[/one_half][one_half_last]
TrackManコンバイン平均
アマチュア男性 (ドライバー)
- スクラッチ以上 – 1.49
- HDCP 5 – 1.45
- HDCP 10 – 1.45
- アベレージゴルファー (14.5) – 1.44
- ボギーゴルファー – 1.43
アマチュア女性 (ドライバー)
- スクラッチ以上 – 1.46
- HDCP 5 – 1.45
- HDCP 10 – 1.44
- HDCP 15 – 1.41
その他のデータはこちらから TrackMan Combine Explained[/one_half_last][separator]
トラックマンマスターの証言…
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Andrew Rice Berkeley Hall Golf Club, United States
“ミート率はよく、どれぐらい芯を捉えたのかのみを示す数値だと誤解されています。
私が強調しているのは、ミート率はプレイヤーのヘッドスピードがどれほど効率よくボールスピードに変換されているかを示すものだと言う事です。
ある番手によっては、高すぎるミート率が出てしまう事も珍しくないのです。”[/one_third][one_third]
James Leitz Pinewood Country Club, LA, US
“ミート率はインパクト効率を決定づけるために使用しています。
ミート率が低すぎると診断した場合、フェイストゥパス・スピンロフト・インパクトロケーションの項目から更に診断を進めていきます。”[/one_third][one_third_last]
Richard Woodhouse KDV Sports. Australia
“まず初めにドライバーの診断をする際は、ミート率に着目します。
アタックアングル・ダイナミックロフト・フェイストゥパス・インパクトロケーションに問題がない場合、そのゴルファーにとってドライバーが適していないのではないかと疑います。
それらの項目が適正値から離れている場合、プレイヤーには何を求めているのかを説明し、教育します。
そこから更に、最も適正値から離れた値に着目して改善を進めていきます。”[/one_third_last]
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